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電脳千句第五 賦青何連歌百韻 四折表  2014.6.25―

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    徒臥の髪つくよみにかがよへり          月

     真葛が原の風しのびやか            草

    いつよりか社に赤き領巾の鳴る          風

     そばへに濡るゝ市のひとむら           舎

    盃をさしあふ人のさらぬかほ            香

     凪ぐる海路に夏の日は落ち            歳

    舳にていづこ眺むる白き鳥             花

     生き死にあまた見やり過ぐして          衣

    蓮の骨うつろふ時世かなしとぞ           梯

     しぐれ心地にあはき墨の香            月

    しのばるるあまつをとめの駿河舞         草

     挿頭(かざし)は風のたはむれを知り      風

    かけはしの上なる雲のたちはなれ         舎

     山なみだけは昨夜(きぞ)のごとくに       香 






      
  

  

                                    <進行表はこちら>


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コメント 44

如月

宗匠様、夢梯様、ご連衆の皆様

聖母月・聖五月と讃えられ、新樹や麦畑や薔薇苑を渡る爽やかな風が心地よい……筈の五月ですのに、真夏日がつづく異常な事態になっております。
ご無沙汰をいたしておりましたが、皆様、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
夢梯さまのお句から

   頼みをかくるかささぎの羽 

を頂戴いたしまして、遅くなりましたが、以下、拙付をお送りさせていただきます。

  臥待にあだなき髪の耀ひて
  徒臥の髪つくよみに耀へり 
   (つくよみは月読。漢字が続くので仮名にしました。)
  星合の閨にただよふ残り香の
  手弱女の水茎美しき梶の葉に
  今はただ簾名残のおもかげに
  
千草様、宗匠様、ご一直のほど、よろしくお願い申し上げます。
                           如月

昨夜から何回も送信を試みているのですが、どうも、うまくゆきません。もし重複メッセージになっておりましたら、おゆるしください。


by 如月 (2015-05-29 01:43) 

連歌楽歳

  臥待にあだなき髪の耀ひて
秋 月 夜分 「臥待」は文意から「日時の臥待」ではなく、「臥待ちの月」の方でしょう。ちなみに「ふしまち」は古典散文や俳諧では「ふしまちのつき」の省略形としてしばしば使われてきました。ですが、古典連歌ではなぜか、「ふしまちのつき」と必ず「月」を添えて用いられています。この百韻では、これまでに基本的に俳諧の用語も使ってきましたので、問題はないと思います。また、「輝ひて」は「かがよふ」(カギロヒと同根。静止したものがキラキラと光って揺れる)の連用形でしょうか。それとも、「輝きて」のk音脱落イ音化「輝いて」を「輝ひて」と表記なさったのでしょうか。和歌・連歌の習いでは、音便形を使うことはまれです。また、私が使っている『岩波古語辞典』では、「輝く」と「かがよふ」は語源が別としています。このあたりは日本語学者によって見解はさまざまかもしれませんが、とりあえず「輝ひて」を「かがよひて」に変更しますので、作者のご意見をお聞かせください。

  徒臥の髪つくよみに耀へり
秋 月 「つくよみ」は辞書によれば「月の神」あるいは「月」 夜分 人体(髪) 恋(徒臥=あだぶし) あだぶしを一般的なひとり寝と解せば、「人心うしみつ今は頼まじよ」→「夢に見ゆやとねぞ過ぎにける 良岑宗貞」に似た状況です。かりそめの契りと解すると、「黒髪の乱れも知らずうち臥せばまづかきやりし人ぞ恋しき 和泉式部」風の濃厚な恋の句ととれます。前の付句と同じ理由で「輝へり」を「かがよへり」と変更。    

  星合の閨にただよふ残り香の
秋 七夕 夜分 閨は居所体 4句前に庭(居所用)があります。「大空は梅のにほひに霞みつつくもりもはてぬ春の夜の月 藤原定家」のアイディアを借用して、「星合の空にただよふ残り香の」あたりで妥協していただけますでしょうか?

  手弱女の水茎美しき梶の葉に
秋 梶の葉は七夕関連 「天の川とわたる舟のかぢの葉におもふことをも書きつくるかな 上総乳母・後拾遺集」木類 人倫 ただし、宿題があります。「水茎美しき」が9音になりますのでご工夫ください。

  今はただ簾名残のおもかげに
秋 俳諧秋の季語・簾名残 おもかげは恋の常套句 「さらば、短き我れらがまばゆい夏の光よ」の和風味付けでしょうか。簾も居所でしょうね。簾の適当な言い換えはありませんでしょうか。




by 連歌楽歳 (2015-05-29 15:03) 

如月

宗匠様
ご丁寧なご教示とお直し、まことにありがとうございました。

●「輝ひて」は「かがよふ」(カギロヒと同根。静止したものがキラキラと光って揺れる)の連用形でしょうか。それとも、「輝きて」のk音脱落イ音化「輝いて」を「輝ひて」と表記なさったのでしょうか。
➡「輝ひて」ではなく、おっしゃるように「かがよふ」のほうの漢字で「耀ひて」と書きました。私の見る限りは、画面でそのように漢字で表記されているのですが、宗匠様・皆様の画面では「輝ひて」となっているでしょうか。次の句も同様に「耀へり」と書きました。でも、ご指示にように、両句とも仮名に開いてくださって結構です。そのほうが音がやさしく響くように思われます。

●「星合の空にただよふ残り香の」あたりで妥協していただけますでしょうか?
➡はい、ありがとうございます。居所が近かったこと、うっかりとしておりまして、申し訳ありませんでした。

●「水茎美しき」が9音になりますのでご工夫ください。
➡「水茎はしき」と読ませたいと思いました。仮名書きにしたかったのですが、助詞と紛らわしいかと感じまして、「美しき」と表記した次第です。

●簾も居所でしょうね。簾の適当な言い換えはありませんでしょうか。
➡むずかしいですね! 今はただ名残の虹のおもかげに  ではいかがでしょうか。秋の虹を名残の虹と言っていいのかどうか、わかりませんが…。

どうか、よろしくお願い申し上げます。
                 如月

by 如月 (2015-05-29 23:03) 

連歌楽歳

如月さま

①「耀」については失礼しました。先ごろ亡くなったシンガポールのリー・クアンユー氏の名を漢字で書くと「李光耀」で、「燿」は「かがやく」とばかり思っていました。そのうえ、「かがよふ」という古語を知らず、まず、手持ちの角川『新字源』と白川静『字通』にあたったところ「燿」に「かがよう」の読みはありませんでした。いま、あらためて『広辞苑』や三省堂の『新明解』を開くと「かがよう」に「燿う」の漢字をあてていました。辞書編者によって見解が違うようですね。そうことなので、ひらがなで「かがよふ」とさせてください。

②「星合の空」にご了解いただきありがとうございました。

③手持ちの辞書には「美し」を「はし」と読ませる例がみあたらず、「愛し=はし」の例が『岩波古語辞典』『広辞苑』にあるだけです。「うつくし」を引くと「美し・愛し」と漢字が使われていました。「愛し」が「うつくし」なら、「美し」は「はし」と、互換性がありそうですが、その理由づけには日本語学の知識が必要になります。やっかいなので、「はしき」とひらがなで行きましょう。

④「簾名残」の言い換えを、わたしも一晩考えてみましたが、「今はただ更けゆく秋のおもかげに」程度のことで、妙案は浮かびませんでした。他によい句がありますので、この句は居所打越ということで、すっぱりあきらめましょう。


by 連歌楽歳 (2015-05-30 10:29) 

如月

宗匠様、皆様

大きな地震でしたね!
先日の埼玉震源の地震といい、今回といい、また口永良部島の火山噴火といい……、日本の地下はグチャグチャになっているのではと、つい思ってしまいます。近くでは箱根大涌谷の火山性地震もありますし、富士山もコワイです。東京近辺もも決して安心できませんね。

さて、宗匠様、
懇切なるご説明ありがとうございました。
手近の辞書を一つ二つ参照するだけでチャチャッと書いてしまう私のノー天気振りが恥ずかしくなりました。
ご丁寧なるご検討に、感謝申し上げます。

●「簾名残」の言い換えを、わたしも一晩考えてみましたが、「今はただ更けゆく秋のおもかげに」程度のことで、妙案は浮かびませんでした。他によい句がありますので、この句は居所打越ということで、すっぱりあきらめましょう。
➡はい、了解いたしました。

ところで、今回のカット写真の西域の女性像の頭部、ほんとうに美しいですね。人形というよりも、彫刻というのが相応しいような品格を湛えているように感じられます。どんな女性がモデルになったのか、想像を促されるような思いにかられます。

では、千草さま
治定をよろしくお願い申し上げます。
                 如月


by 如月 (2015-05-31 00:16) 

千草

如月様、
宗匠様

美し につきまして
これは他に、い・し、うま・し という詠みもあるようでございますね。
また、
三省堂の『五七五辞典』には「跡美(は)し」や「暖炉美(は)し」の用例が出ていますが、「江戸から昭和までのキーワード」とありますので、念のため、同出版社の『雅語・歌語五七五辞典』も見ると、こちらには「はし」は「愛し」で収録されております。つまり、連歌には美(は)しは、むつかしいということかと思いました。

また、
居所の五句去りは、体と用であっても、同様に五句去り
閨に障りあって
惜しいこと

連歌の難しさと思いました。

如月さま
もう少しお時間を頂戴いたしますこと、お許しくださいませ。、


by 千草 (2015-05-31 10:22) 

千草

徒臥の髪つくよみにかがよへり   如月

こちらをいただきまして

 付け
     秋の声とも夜のしじまに   千草
     真葛が原の風しのびやか
     底ひも見えぬ露の隠沼(かくれぬ)
     
番外として
猪苗代兼載の
まどうつあられ軒に木がらしを学びて
軒打つ木の実窓に草の穂
という付けも考えたのですが、パロディは難しいです。

前便の書名は正しくは『五七語辞典』『雅語・歌語五七語辞典』です。
誤記いたしましたこと、訂正とお詫び申し上げます。
by 千草 (2015-06-01 10:15) 

連歌楽歳

今日も朝からテレビ漬けでした。国会中継。

さて、連歌4折表。

  秋の声とも夜のしじまに   千草
秋 夜分

  真葛が原の風しのびやか
秋 葛は草類 原は地儀 風は吹物

  底ひも見えぬ露の隠沼(かくれぬ)
秋 露は降物 沼は水辺体

<番外>
  軒打つ木の実窓に草の穂
秋 木の実は木類 草類 軒・窓は居所体。限界集落に放置された家屋を思わせ、付け句3句と同様の風情がありますが、5句前に「鞠の庭(居所用)」があり、すれすれでアウト。



by 連歌楽歳 (2015-06-01 18:15) 

如月

千草さま
治定ありがとうございました。
『五七語辞典』は、覗くのをつい忘れていること多いのものですから、ご案内感謝いたします。

宗匠さま
拙句の徒臥につきましては、詳細なご解説をいただきまして、ありがとうございました。独り寝、かりそめの契り、いずれでも、付けてくださる方のお好みにお任せするつもりでおりました。

さらに続きの文がありますが、連歌の世界に無粋な現実を紛れ込ませるのは恐れ多いことですので、それはここでは書かず、メールをお送りさせていただきます。

皆様
六月が始まりました。梅雨の季節にこの暑さがどう展開してゆくのか、辛い!困った!を通り越して、興味津々になりつつあります。一種の破れかぶれ状態といえるでしょうか。
皆さま、くれぐれもお大事にお過ごしくださいませ。
                   如月




by 如月 (2015-06-01 22:58) 

梢風

 真葛が原の風しのびやか      千草

    付

信太なるものの憾みをいとほしと     梢風
うち仰ぐとき著くあり昼の星         〃
いつよりか社に赤き領巾の鳴る      〃

「真葛が原」となるとつい信太の狐を思い出します。楽歳様よろしくお願い致します。梢風
by 梢風 (2015-06-06 10:06) 

連歌楽歳

 信太なるものの憾みをいとほしと     梢風
雑 信太は前句の真葛が原と対比される信太(の森)=地名か、信太(なるもの)は葛の葉狐=獣類でしょう。「憾み」は「恨み」「怨み」と比べてニュアンスが違うのでしょう。大阪ではきつねうどんを「しのだ」と言っていました。うどんの憾みでは変ですね。

 うち仰ぐとき著くあり昼の星         
雑 時分 光物 肉眼では著くとはいかないでしょうが…。4-1に「つくよみ」が出ているので光物の打越になります。

 いつよりか社に赤き領巾の鳴る
雑 社は神祇 領巾は衣裳の類 赤い布切れが音を立てる社となると不気味。

by 連歌楽歳 (2015-06-07 00:43) 

蘭舎

梅雨もよい・・・これから、蒸し暑い日が続きそうですね。

いつよりか社に赤き領巾の鳴る  梢風

頂戴いたします。
たしかに不気味な領巾の音です。
おどろおどろしいものに巻き込まれないように、と句を案じながら・・・

仰ぎてみれば雲の飛びゆき   蘭舎
いぬゐの井戸の涸れて久しき
ひとときばかり霰打つ庭
底ひも知れぬ何某の井戸
そばへに濡るゝ市のひとむら

楽歳さま、どうぞ、よろしくご吟味、ご一直くださいませ。

by 蘭舎 (2015-06-07 08:05) 

連歌楽歳

 仰ぎてみれば雲の飛びゆき        蘭舎
雑 聳物(雲)

 いぬゐの井戸の涸れて久しき
雑 井戸は水辺体ですが、同時に居所用となるか、微妙なところ。いぬゐは十二支による方角

 ひとときばかり霰打つ庭
冬 霰は降物 庭は2句もの(只1、庭訓など1)にして居所用 3折裏11に「鞠の庭」があり、もう使えません。進行表に2句物と書き忘れていました。お詫びします。

 底ひも知れぬ何某の井戸
雑 何某(なにがし)は①なにがしかの金、のようなぼんやり表現②古語では拙者の意味。何某の井戸は、①どこかの井戸②拙宅の井戸となり、判定は付け句の作者にゆだねましょう。井戸は水辺体

 そばへに濡るゝ市のひとむら
雑 降物(そばへは天気雨) ひとむらは「一群」

  *
決まり物の消化ですが、①月は4表に1つ出ましたので、4裏であと1つ出していただければ、全部で7月となります②花は1裏11、3裏3に出ています。この面か次の4折裏であと一花が出ると、花3+桜1(2折裏14)となります。

by 連歌楽歳 (2015-06-07 18:46) 

連歌楽歳

梅雨入りですね。

進行表をチェックしていて、気がつきました。

 <1裏6>  結べど消ゆる庭の初霜      楽歳
 <3裏11> 殿ばらが裾ひるがへす鞠の庭  楽歳

庭は2句物で、只の庭、庭訓など1、とされています。只の庭のダブリです。1裏6の庭を「里」に変えさせていただきました。

by 連歌楽歳 (2015-06-09 10:44) 

遊香

こちらに参加させていただくようになったのが、昨年の梅雨時分でした。
一年を思い返して、少々感慨にふけっております。

さて、蘭舎さまの
そばへに濡るゝ市のひとむら

いただきまして 付け

盃をさしあふ人のさらぬかほ    遊香
ざれごとを咎むる人のなかりせば
采ふりて行くへの左右(さう)を預けしか
手習ひの笛の調べのふと止みて

楽歳さま、いつもながら、どうぞよろしくお願いいたします。

by 遊香 (2015-06-10 08:55) 

連歌楽歳

 盃をさしあふ人のさらぬかほ         遊香
雑 人倫 人体 いわゆる盃外交ですか。

 ざれごとを咎むる人のなかりせば
雑 人倫 一強多弱 ソ連滅亡の後の米国のふるまいがそうでした。

 采ふりて行くへの左右(さう)を預けしか
雑 采は賽 カエサル以来のでたとこ勝負。

 手習ひの笛の調べのふと止みて
雑 私のアパートの1階上にピアノ教師がいて、子どもが手習いに来ます。同じ曲を習っていますが、上達しませんね。


by 連歌楽歳 (2015-06-10 20:24) 

連歌楽歳

<4折表5>に

 盃をさしあふ人のさらぬかほ         遊香

をいただいて、

<4折表6>付け

 折り焚く柴の火影ゆらぎて
 凪ぐる海路に夏の日は落ち
 西へと向かふ友送る春

   *
 折り焚く柴の火影ゆらぎて
冬 柴焚くは俳諧で冬なので、ここでも冬としておきましょう。夜分

 凪ぐる海路に夏の日は落ち
夏 旅 水辺 光物

 西へと向かふ友送る春
春 旅 人倫

by 連歌楽歳 (2015-06-11 19:13) 

路花

昨日は、梅雨の時期とは思えない雹や突風の被害があったようです。昔のしとしとと降る眺めが懐かしく思えます。
遅くなって申し訳ございません。

楽歳さまの
  凪ぐる海路に夏の日は落ち
をいただきます。

遠き日の船いくさなど忘れかね
たはむれに水夫(かこ)に届けと笛を吹き
すなどりをなりはひとして苫びさし
舳にて人待ち顔の白き鳥

どうぞご指導をよろしくお願いいたします。
by 路花 (2015-06-16 11:12) 

連歌楽歳

 遠き日の船いくさなど忘れかね
雑 述懐・懐旧(遠き日) 日次の日 船は水辺用

 たはむれに水夫(かこ)に届けと笛を吹き
雑 水夫は人倫・水辺用(海士が人倫・水辺用であることにならい)。ところで、2句前に「盃をさしあふ人」と人倫が既出、人倫打越になります。

 たはむれに艫(とも)に坐りて笛吹けば

あたりでいかがでしょうか? あるいは、妙案あればお知らせ下さい。

 すなどりをなりはひとして苫びさし
雑 苫びさしは居所体 すなどり(漁り)は水辺かどうか議論のあるところでしょうが、海士が水辺用であることに倣い、水辺用としておきましょう。

 舳にて人待ち顔の白き鳥
雑 舳は船首で水辺用 人倫 鳥類。 人倫の打越です。
 
 舳にていづこ眺むる白き鳥

by 連歌楽歳 (2015-06-16 16:56) 

羽衣

宗匠さま
いつも珍しいお写真を有り難うございます。蛸の壺 アフリカあたりの
貴重な逸品でしょうか?又、
  こと鳥をわが親にせしほとゞぎす 素阿法師
こと鳥 とは琴弾鳥(鷽)のことでしょうか?
托卵するというほととぎす 面白く存じました。

扨、御前句何れも素晴しく 大層迷いましたが こと鳥!に導かれ

   舳にていづこ眺むる白き鳥     路花さま   頂きます。

        付け

     若きたましひいと安かれと
     あやかしなればいとうおそろし
     雄々しき魂(たま)のしづめん方(術)なく
     うき世の果ての(に)けがれ知らざり
     気高き僧の生まれかはりて
     輪廻の罪に(を、の)うち震へつつ
     生き死にあまた見やり過ぐして


粗製濫造 思いつくままにて失礼申します。 ご精査 ご一直のほど
何卒よろしくお願い申し上げます。





   



by 羽衣 (2015-06-20 12:53) 

連歌楽歳

 若きたましひいと安かれと
雑 

 あやかしなればいとうおそろし
雑 「あやかし」はもともと海の妖怪で、その意味では水辺用。後に一般の妖怪もいうようになりました。ちなみに、古典連歌では使用例が見当たりません。

 雄々しき魂(たま)のしづめん方(術)なく
雑 「かた」か「すべ」か? 理由はないけれど方にしましょうか。
     
 うき世の果ての(に)けがれ知らざり
雑 うき世(世は5句もの、只1、浮世・世の中の間に1、恋の世1、前世1、後世1) 「の」としましょう。世とあるので述懐になります。

 気高き僧の生まれかはりて
雑 釈教 人倫(非人倫説もあるそうです)

 輪廻の罪に(を、の)うち震へつつ
雑 「輪廻」は連歌俳諧式目用語として使われますが、サンスクリットの漢訳なので連歌自体で使われることはなかったようです。とはいうものの、「祇園会」がれっきとした連歌の夏の季詞に入っていることでもあり、祇園会にならって連歌可で参りましょう。釈教。「に」がよろしいようで。
     
生き死にあまた見やり過ぐして
雑 述懐(生き死+過ぐし) 

   *
蛸の壷はギリシャが有名ですが、実は、古典ギリシャ時代以前のクレタ文明期から蛸文様の壷はあったそうです。地中海古代の壷といったところでしょうか。


by 連歌楽歳 (2015-06-20 17:03) 

羽衣

宗匠さま
ご教授 有り難うございました。
輪廻 恐れ入ります

蛸の壺そうですね。ギリシアですね。教科書か何かで見ましたような。
また明日 詳しく 宜しくお願い致します。
by 羽衣 (2015-06-21 02:27) 

連歌楽歳

夢梯さまから、時候のご挨拶を交えて、以下の治定と付け句を郵送でいただきました。ご披露させていただきます。

4折表8に、
羽衣様の

 生き死にあまた見やり過ぐして      羽衣

をいただき、
 4折表9付け

伝へきし茶釜ひとつ命かけ        夢梯
 残る世の時を惜めり除夜の鐘
 限りある道へ踏み出す老いの坂
 蓮の骨うつろふ時世かなしとぞ
 残りてもほがらに生きむ徒し世を

暑さに向います折から、どうぞおからだお大事にお過ごしくださいませ、ということでした。

by 連歌楽歳 (2015-06-26 20:35) 

連歌楽歳

 伝へきし茶釜ひとつ命かけ        夢梯
雑 茶は音でも「ちゃ」、訓でも「ちゃ」 命は2句もの(只1、虫の命など1)で、2折表1に「永らふる命」がある。

 残る世の時を惜めり除夜の鐘
冬 世は5句もの(只1、浮世・世の中の間に1、恋の世1、前世1、後世1)除夜の鐘は釈教、夜分。除夜(ぢょや)は中国渡来の用語で、発音も近い。季語になったのは俳諧化の時代、というわけで連歌には少々苦しい。

 限りある道へ踏み出す老いの坂
雑 老いは述懐、2句もの(只1、鳥木などに1) 3折表12に「老いのしはぶき」が既出。
 
 蓮の骨うつろふ時世かなしとぞ
冬 蓮の骨は草類 世は5句もの(只1、浮世・世の中の間に1、恋の世1、前世1、後世1) 哀傷は述懐のうち 蓮の骨は俳諧の季語

 残りてもほがらに生きむ徒し世を
雑 世は5句もの(只1、浮世・世の中の間に1、恋の世1、前世1、後世1) 徒し世は哀傷で、述懐のうち。


by 連歌楽歳 (2015-06-26 22:00) 

連歌楽歳

追加修正

  残りてもほがらに生きむ徒し世を

ですが、前句に「生き死に」があり、「生」の字が同字5句隔てる約束に抵触することに気づきました。そこで、「ほがらに生きむ」を「ほがらほがらと」に変更させていただきます。

  残りてもほがらほがらと徒し世を

by 連歌楽歳 (2015-06-27 10:53) 

如月

宗匠様、ご連衆の皆様
ご無沙汰いたしました。おゆるしください。その間に、折り返し点を過ぎまして、今年も早や後半に突入です。梅雨らしく雨がつづいておりますが、皆様にはお変わりございませんでしょうか。

夢梯様のお句のうち、

  蓮の骨うつろふ時世かなしとぞ

を頂戴いたしたいと存じます。
それに付けまして、以下のように考えました。相変わらずの工夫のなさ、恐縮いたしております。
宗匠様のご一直、ご指導、よろしくお願い申し上げます。

  指より落つる砂の冴えざえ
  時雨心地にあはき墨の香
  雪の声舞ふ遠き山なみ
  夢違へむと笑まふ観音
   (観音の語が使えなければ、御仏)
  楽の音に乗りくだる御仏
  日嗣の御子の舞へる今様

以上です。よろしくお願い申し上げます。
  
by 如月 (2015-07-06 18:18) 

連歌楽歳

梅雨寒というのでしょう。ひんやりして同時にジメジメするのは嫌な気分ですね。さて、

  指より落つる砂の冴えざえ
冬 冴え 指は人体 蓮の骨→冴えざえ、うつろふ→指より落つる砂。連綿とした気分のつながりです。

  時雨心地にあはき墨の香
冬 時雨は降物(時雨は2句もの、秋・冬各1、秋の時雨は3折表13で既出。これで時雨は使い切り) 「蓮の骨」なら墨絵でしょうね。

  雪の声舞ふ遠き山なみ
冬 雪は降物 山類 雪の声については、曲亭馬琴『増補俳諧歳時記栞草』に「苔庭木落紅無跡 雲碓月晴雪有声(新撰朗詠、藤原明衡) みれば垣に裏表あり雪の声(嵐雪) 青藍云、月令博物荃に静かに窓などにあたる音を云へり、云々。愚、按ずるに、さては月晴といへるに合ず。樹木或は竹などにつもりたる雪の、風のために落つる音をいふにや」とあります。どういう風景なのか、ご自由にご想像ください。

  夢違へむと笑まふ観音(御仏)
雑 観音や観世音は過去の連歌に使用例が見当たりませんでした。「観音の語が使えなければ、御仏」のお申し出にしたがって「御仏」に変えます。ちなみに仏(ほとけ)は、手元の仏教辞典によると、仏(ぶつ)の訓読語です。ブッダが古く中国でフト(浮屠)と音写され、それが日本に入った後、語尾に「け」(家)が付けられて、ホトケになったという説があるそうです。「フト」は呉音という説もあります。ほとけ・みほとけは連歌で盛んに使われています。御仏で釈教(前句の蓮からの連想でしょう)。ここの夢は非夜分。

  楽の音に乗りくだる御仏
雑 釈教 来迎図ですね。おともが楽器を抱えている絵を見た記憶があります。

  日嗣の御子の舞へる今様
雑 日嗣の御子は皇太子の事ですが、人倫としておきましょう。今様で男舞をするのはもっぱら白拍子です。自ら舞うとなると、ずいぶんくだけた皇太子です。 


by 連歌楽歳 (2015-07-06 23:30) 

千草

如月様のどの付けも様々な想像をさそい決めあぐねました。

雪の声舞ふ遠き山なみ  如月
こちらも、雪の声にたいへん心惹かれました。
歌舞伎ですと、雪の情景は、太鼓で表されますが。

六句をおおいに堪能させていただき
 
    しぐれ心地にあはき墨の香 如月

こちらを頂戴いたしたく存じます。

付け

    なでしこの涙にわれも涙して        千草
    杉の秀のいづくにか棲むふくろふの
    しのばるるあまつをとめの駿河舞
    たまづさの忘れがたきを玉くしげ
よろしくお願いいたします。
  
by 千草 (2015-07-08 18:59) 

連歌楽歳

    なでしこの涙にわれも涙して        千草
雑 「なでしこ」を草類ととれば、夏。4句前に夏の句がありますので×。サッカーの「なでしこ」ととれば、雑。 涙は恋の句の要素ですが、この句の場、どうでしょう? 「時雨とあらば、涙」(連珠合璧集)

    杉の秀のいづくにか棲むふくろふの
雑 ふくろふは連句では冬ですが、連歌では雑、鳥類 木類。「深緑あらそひかねていかならむまなく時雨のふるの神杉」(新古今・後鳥羽院)

    しのばるるあまつをとめの駿河舞
雑 ここのあまつをとめは舞姫か? 天女か? 駿河舞の起源に言及しているのであれば、天女。それ以外だと、人倫。「舞は、駿河舞。求子。太平楽はさまあしけれど、いとをかし。太刀などうたてあれど、いとおもしろし」(『枕草子 第200段』。「しのぶ」は思慕で、懐旧並びに、このセッティングでは恋でしょう。幻想を誘う、さっと雨が駆け抜けた後の短い雲間の日影。
 
    たまづさの忘れがたきを玉くしげ
雑 墨の香から、たまづさ。「あまたあらばさしはせずとも玉くしげ開けんをりをり思ひ出にせよ」(伊勢物語)などの連想で、たぶんラブレター=恋の句でしょう。「あまたあらば読みはせずとも玉くしげ開けんをりをり思ひ出にせん」


by 連歌楽歳 (2015-07-08 21:36) 

梢風


  杉の秀のいづくにか棲むふくろふの     千草

      付

   夜毎よごとを跨ぐなりはひ          梢風
   うたの心をうがつ雨垂             〃
   人問ふことの繁くなる暮            〃

本当に天の岩戸隠れも長いことです。洗濯も野菜高騰も大迷惑ですね。

「蓮の骨」に「杉の秀」は俳諧の草と木越不嫌の調子でいいのかどうか迷いましたが、他の句が打越の「かなし」に「われも涙」等情緒的な句が多いのであっさり味のふくろふ句頂きました。あと、五句目前の「凪ぐる海路に夏の日は落ち」の「凪ぐる」は「凪ぎの」ではと思いますが、楽歳様よろしく御吟味下さい。 梢風

by 梢風 (2015-07-09 08:56) 

連歌楽歳

   夜毎よごとを跨ぐなりはひ          梢風
雑 夜分 梟は連歌では、「砧うつ」同様非夜分ですが、梟とあればやはり夜を引き出したくなるようです。梟の夜間活動の句とおみうけしますが、梟から鳥仲間の「鷹」を連想すると、『新撰犬筑波集』から出て来たような、俳諧風味に満ちた句に一変します――作者、そしらぬ顔のいたずらでしょうか。

   うたの心をうがつ雨垂            
雑 降物、雨だれはしぐれと打越です。改作あれば再送お願いします。

   人問ふことの繁くなる暮            
雑 この「暮」は多分時分の方。「人問う」の人を人倫ととるかどうか、議論のあるところ。

さて、「蓮の骨」(草類)と「杉の秀」(木類)は3句隔てるのが連歌の定法。また、「ふくろふ」(鳥類)の4句前に「白き鳥」(鳥類)があり、これも鳥と鳥は5句隔てる約束に反します。注意喚起を忘れておりました。やり直しは面倒なので、このまま押し切ります。

 鶯もまだぬる野べの旅枕     心敬
 誰か家路も見えぬ明闇      宗砌
 真葛原帰る秋もやたどるらん   忍誓
(野・原と地儀の打越)

古枝の小萩なほ匂ふ比       行助
霧のぼる夕日かくれの水晴れて   心敬
川そひ舟をさすや釣人       宗砌
笠にぬふ岩本菅のかりの世に    専順
(中2句で草類。注釈は、笠にするために刈り取った菅なので、草とみなさいと説明している)

何れの例も、「享徳二年宗砌等何路百韻」から。当時の名手が顔をそろえた百韻でも探せば瑕疵はあるもの。いわんや、我らに於いてをや、と言い訳です。

ところで、「凪ぐる海路」ですが、「凪ぐ」には上二段と四段のことなる二つの活用形があったと辞書にあります。「盃をさしあふ人」をうけて、「凪ぎの」より「凪ぐる」(和ぐる)のほうが、続き具合がよろしいかと思った次第です。



by 連歌楽歳 (2015-07-09 12:41) 

梢風

楽歳様お応え有難うございます。馴染みのない「凪ぐる」の上二段活用のこと、難物でした。鳥の五句去り、草・木のこと、そしてなにより「夜毎よごとのなりはひ」連歌らしからぬ夜鷹の振る舞いに通じること、いささか警戒心がたりませんでした。再考させて下さい。雀羅」
by 梢風 (2015-07-09 14:02) 

梢風


    しのばるるあまつをとめの駿河舞    千草      

       付

     帰りこぬもの思ふますらを        梢風
     ひかりの中に放たるるてふ         〃
     あふぎは風のたはむれを知り       〃

前句をこちらに替えさせて頂きまして再度の付けを試みました。大船に乗った気持ちで遊ばせて頂いております。最高の学びです。よろしくお願い致します。梢風


by 梢風 (2015-07-09 14:21) 

蘭舎

楽歳さま・梢風さま・みなさま

梅雨もまん中、じとじととした日が続きます。

梢風さまの付け、しきり直しということのようですね。
実は、明日から少し東京を離れますので、来週始め頃までお休みをいただいて戻り次第、拙次をと存じます。
とんとんと進んでいますのに、水をさしてしまいますが、梅雨休み(?)ということでお許し頂ければ幸いなりと存じます。

蘭舎拝
by 蘭舎 (2015-07-09 16:22) 

連歌楽歳


     帰りこぬもの思ふますらを        梢風
雑 前句の懐旧・恋に続いてここも懐旧・恋。ますらを(人倫)で受けることになった前句のあまつをとめはこの場合、人倫が似合いでしょう。

     ひかりの中に放たるるてふ         
春 蝶は虫類 この「ひかり」は日の光でしょうが、ひかりだけでは光物となりません。光るモノではないかです。水が水辺用に分類されているのは、水だけでは「みずべ」にならないからでしょう。為念。これだと、前句のあまつをとめは天女の方かも。

     あふぎは風のたはむれを知り       
夏 扇 6句前に「夏の日」。 連歌の場合、同季はすべて7句去り。前句のあまつをとめをうけて、

     挿頭(かざし)は風のたはむれを知り
雑 風は吹物 

で、おりあいませんか?




by 連歌楽歳 (2015-07-09 16:39) 

連歌楽歳

蘭舎さま。お帰りをお持ちしております。

ところで、百韻も9割がたを過ぎると、あちこちでつまづきが出てまいります。

<4表11>の
 しのばるるあまつをとめの駿河舞
を、
「しのぶ」は思慕で、懐旧・恋としましたが、よく見ると<4表8>に「生き死に」(述懐)があり、述懐5句去りに反していました。そこで、アクロバティックな言い訳になりますが、『岩波古語辞典』によると、「しのぶ」には、賞美する、の意があり、「黄葉(もみぢ)をばとりてぞしのぶ」(万葉集)の用例が添えられていますので、それにのっかり、駿河舞の句から、「述懐」をひきさります。

また、
  帰りこぬもの思ふますらを        梢風
からも、述懐の要素を抜き取る必要がありそうです。蘭舎さまのご不在中に、梢風さま、ご思案ください。

by 連歌楽歳 (2015-07-09 17:25) 

千草

まあ、なんとも、早っ。

めまぐるしい展開の根源は
車窓の景色にうつらうつらぼんやりしていた自分にあるようでございます。

「極楽車」の気楽な乗車組で、申し訳ないことでございました。

連衆の皆様にお詫びいたします。

ひらに。

by 千草 (2015-07-09 17:49) 

梢風

楽歳様

同季はすべて七句去り、徹底してますね。私の方の不徹底でした。「

     挿頭(かざし)は風のたはむれを知り

ぐっとよくなりました。有難うございます。よろしくお願いします。梢風

by 梢風 (2015-07-09 17:52) 

蘭舎

梅雨の中休み(?)もうお終いのような、いきなりの猛々しい暑さに驚きます。ながらくお待たせ致しましたこと、おゆるしください。

挿頭(かざし)は風のたはむれを知り  

をいただきまして、

かけはしの上なる雲のたちはなれ     蘭舎
入相のかすみのそこに鐘鳴りて 
夷(ひな)ぶりの歌に忘るゝ家路にて 
千とせふる宿のしるしの菊の花
としごとに人の便りもたえがちに
としのうちより春のたつ御館に

決め手のないまま、またぞろ、乱れうちを。
春、秋、雑と混ぜました。障りなど、なにとぞ、よろしく、ご一直くださいますよう。

by 蘭舎 (2015-07-15 11:27) 

連歌楽歳

 かけはしの上なる雲のたちはなれ        蘭舎
雑 かけはしは5句もの(只1、御階1、梯1、名所1、浮橋1。ここのかけはしは架け橋で只の橋) 雲は聳物。「あしひきの山たちはなれ行く雲の宿りさだめぬ世にこそありけり」(小野滋蔭・古今集)。句意から見て、山奥の谷間の架け橋のようなので、非水辺。

 入相のかすみのそこに鐘鳴りて
春 霞は聳物 入相は時分 「鐘のおとは霞の底に明けやらで影ほのかなる春の夜の月」(藤原為家・新後撰)。伝統的な春の舞台設定。

 
夷(ひな)ぶりの歌に忘るゝ家路にて
雑 旅(家路)この「ひなぶり」は上代歌謡。
 
 千とせふる宿のしるしの菊の花
秋 菊の花 草類 宿は居所 数詞 あいにく4句前に「蓮」あり。
菊の花→大楓、でいかが? 草と木は3句なので無事おさまります。

 としごとに人の便りもたえがちに
雑 人は人倫 打越に「あまつおとめ」がいました。
人→里でお茶を濁してはいかが?

 としのうちより春のたつ御館に
春 年の内は含意から時節 館は非居所。「春のたつ御館(みたち)に」は字余りにつきご工夫を。

by 連歌楽歳 (2015-07-15 17:45) 

蘭舎

楽歳さま

ご一直ありがとうございます。
4の「大楓」ありがとうございます。更に千年の重みが増します。
5 人倫でしたね。「里」でよろしくおねがいいたします。
6 この句、姿があまりよろしくないようです。
  いちおう十七音ですが、句またがり。
  「としのうち・よりはるのたつ・みやかたに」
  字余りではありませんが、麗しくないようでしたら、どうぞ、
  はずしてくださいませ。     

あらあらかしこ  蘭舎拝
by 蘭舎 (2015-07-15 18:23) 

連歌楽歳

蘭舎さま
「としのうち」句の「御館」を「みたち」と読んだのが、勘定ちがいの始まり。館(たち)という姓の知人がいるものですから、つい。失礼しました。では、このまま。
by 連歌楽歳 (2015-07-15 22:49) 

遊香

昨日の夕刊から溜息ばかりです。歌になっていないかもしれません。お許しください。

かけはしの上なる雲のたちはなれ

いただきまして 付け

打ちあぐこゑをきく耳もなく   遊香
あかきこころの聞こゆべければ
ほとほるべしやけはし火の山
山なみだけは昨日(きぞ)のごとくに

楽歳さま、なんとか「歌」にしてくださいますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。

by 遊香 (2015-07-16 13:04) 

連歌楽歳

 打ちあぐこゑをきく耳もなく         遊香
雑 耳は人体 うちあぐこゑを→うちあぐるこゑ 
「おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうじゃないか どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか」
「地球の裏側までだよ……」

 あかきこころの聞こゆべければ
雑 おそらく、「あかきこころ」は赤心・丹心の翻訳語。

 ほとほるべしやけはし火の山
雑 山類 火の山はいまや怒りの噴火点。

 山なみだけは昨日(きぞ)のごとくに
雑 山類 きぞは昨夜 夜分 明日はまた別の日

    *
遊香さま。いずれもじゅうぶん歌になっていると思います。国会前デモ隊のスローガンより、伝統的うたごころに富んでいます。


by 連歌楽歳 (2015-07-17 00:08) 

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