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電脳千句第7  賦何水百韻  三折表  2016.10.24~

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        微かなるいくさの声は風に乗り         衣

        ひとのこころのやみのふかさよ        歳

       やがてみな西の涯へと往くものを        梯

        声も細りし冬の蚊なれば            花

       黒髪の冷たく重く寝もやらで           草

        ぬば玉の夜の衣返しつ             舎

       うたてしと起きて来る子のしらみぐさ         風

        秋のいで湯に流すしがらみ           香

       産土神の千木に遊べる昼の月          月

        かそけき音は光より生(あ)れ          姫

       歌よみのあづま下りのつらねうた         歳




     


    僅か(はつか・白く)濁れるもてなしの酒      羽衣
    濁れる酒を一献二献と
    いにしへ偲び仰ぎ見る山
    途切れ途切れのえにし辿りて
    不二も筑波もひとり聳ゆる
    不二にむかへば泪ひたぶる


 



この後の付け順は

   路花→夢梯→蘭舎→千草→遊香→梢風→朝姫→如月→羽衣→楽歳

                    

 

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電脳千句第7  賦何水百韻  二折裏  2016.10.24~

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     くたびれて寝ぬる合間を夕さりぬ          風

     事あり顔を見るも見ざるも              香

    まほらまの山辺のみち鐘かすみ           月

     水温むころ旅立ちし人                姫

    墨染めに花のひとひら舞ひおちて          歳

     夢のまにまに蝶のたはぶれ             衣

    髪さげし乙女子の声はんなりと            花

     撫で育てしを奪ひゆくきみ              梯

    夏にたゞ隔てじと慣へども              舎

     あけやすき夜の月はいづちに            草

    ひたひたと山の魑魅(すだま)の近づくや       香

     いをなどを食ふ者のすさまじ             風

    外つ國の銀(しろがね)の匙磨きつつ         姫

     閼伽水汲める古渡りの椀(まり)           月
        
         


         



                    

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電脳千句第7  賦何水百韻  二折表  2016.10.24~

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     憂きことの重なるあした霜白く          花

      心づよきは老いの方人(かたうど)       梯

     此の山を越えば信濃のつかまの湯       舎

      み寺のいらか若葉がくれに           草

       連れ立ちてつつましげなる蝸牛     香

        たはむれせんと生れ出づる世         風

     たらちねの母の刺し子の麻の葉も       姫

      片時去らず想ふよすがに           月

     鮎落ちて京(みやこ)に近き皿の上       衣

      訪ふ里の鶉鳴く宿                歳

     琵琶の音に誘はれ仰ぐのちの月        梯

      揺らす人なき柴の戸の揺れ           花

     うつし世にかなはぬ恋と知りながら       草

      なみだの川に架かる継ぎ橋           舎
        




    

 

  

                    

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電脳千句第7  賦何水百韻 初折裏  2016.10.24~

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     大路ゆく網代車の物見窓              朝姫

       揺るるにまかす夢のあとさき           如月

     契りきや花の舞ひ初むこぞの里           衣

       思ひ募れば陽炎の燃ゆ               歳

     やはらかな牧を駆けゆく春の駒           梯

       萌黄匂の裾のゆらぎて               花

     折節はこころなきみも目を細め           草

       霧のしじまに盃を受く                舎

     かたわれの月を迎ふる高館に             風

       鳴くを忘れし虫のひと籠               香

     尼削ぎのみ髪傾げてをさな顔              月

       あな麗しき水茎のあと                 姫

       濃く薄く心のうちをうつしける               歳

       つがはぬ鴛鴦をしのぶ独り寝            衣

  

                     

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電脳千句第7 賦何水百韻 初折表 2016.10.24~

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    秋風や雲うち払ひ山尖る             楽歳

    つるぎを照らす月はありあけ          羽衣

   文机にすすきひともと置かれゐて        路花

    近づく冬の足音をきく               夢梯

   ゆるらかに磯わたりゆく田鶴のこゑ       蘭舎

    水棹のしづく散らす潮々             千草

   つぶれ石並べて遊ぶ子らの居り         遊香

    明けて涼しきるり色の空             梢風

      
       





   

   

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電脳千句第七 準備ページ

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 エントリーのご案内

電脳千句第七の百韻を始めましょう。みなさまの参加を歓迎します。参加いただける方は、コメント欄を使ってご連絡ください。

これまでの発句は、第1百韻 梢風、第2 蘭舎、第3 楽歳、第4 楽歳、第5 夢梯、第6 羽衣が担当しました。

第7百韻の発句は、まだ発句をお出しになっていらっしゃらない方が優先します。参加の連絡のさい、あわせて発句をお出しいただけると幸いです。今年は10月末が旧暦10月のはじまりなので、当季はいまのところ晩秋。出発が遅れると冬季になります。

百韻は1年にわたりますので、千句完了までにあと4年あまり。そのころ楽歳は80の耄碌ジジイです。残り少ない機会ですのでお急ぎください。

 楽歳敬白

 エントリーの順

 ① 羽衣

 ② 路花

  ③  夢梯

 ④ 蘭舎

 ⑤ 千草

 ⑥ 楽歳

 ⑦ 遊香

 ⑧ 梢風

 ⑨ 朝姫

 ⑩ 如月


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電脳千句第六 御何百韻 四折裏 2015.7.24~2016.9.16

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   墨にほふふところ紙や秋の風      香

    くさの名に似る女童の名も      風

   うす紅の細長に濃き袿(うちき)着て  梯

    帆上げ出づればかすむ島影      歳

   のどらかに途切れとぎれの水主の唄   花

    引きゆく鶴の餞とせむ        月

   花あかり奥へ奥へとしたふ道      舎

    筑波はるかに仰ぎ見る春       衣

     

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電脳千句第六 賦御何百韻 四折表 2015.7.24~

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そねみとふ悲しきこころ雪解川         花

    陽炎揺れて消ゆる幻            月

   このあたり破れたる笠の捨て処         舎

    手づから植うる一本の苗           衣

   目つむればいつしか母に抱かるる        草

    ふと先の世の繰り言をきき           香

   ほとびたる乾飯のみの朝餉にて         風

    夏行の僧のよろよろと立つ           梯

   人はみな己のうちに木下闇           歳

    夕立つ雲のすこし遠のき            花

   国引の丘より望む海凪ぎて           月

    月に浮かぶは浦のとも舟           舎

   焦がれしをいなおほせ鳥つかはされ       衣

    忘れ扇を美濃の国まで           草 

      


 

 

                      

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電脳千句第六 賦御何百韻 三折裏  2015.7.24~

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  餞にますらをぶりの涙ぐみ           草

   音に聞きしは大地(おほつち)の破れ      香

  よにふれば心のひだも衣がへ          歳

   力草こそ今は頼りと             梯

  わざをぎのわざもむなしきことと知り       風

   戯れ遊び野に寝ねしとは          花

  真清水のいのちあらたに流れ出で       月

   富士の根語るこゑも懐かし         舎

  神の如いでまし鬼の如かくれ          衣

   冬めく空をまらうとの月            草

  木枯しにものや思ふと問はれしか         香

    すぎゆくものはかくも美し            風

  この花に古人の声をきく             梯

   その折々の春やさまざま            歳
     

     

                      

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電脳千句第六 賦御何百韻 三折表  2015.7.24~

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  ふり返ることのみ多き秋の道         歳

   あはれ優しき文でありしに          花

  魂のあくがれ歩(あり)く地の極(はたて)      月

   蜘蛛の巣こぼれのこりたる館(たち)      舎

  枢(とぼそ)落ちまばゆき光り差し込みぬ     衣

   鳥船絵巻ひもとかれゆき           草

  空言(むなこと)をふはり飛ばせしあまり風     香

   きこしめしては泳ぎ出す君          風

  身をまかせ流るゝままに雲に問ふ         梯

   はやも日は暮れ鐘もかすみて         歳

  わび住まい貌よ鳥など啼くを待ち         花

   八重山吹にしのぶ歌びと           月

  蛙にもたはぶれせむとや蓑かさむ        舎

   翌なき春をてらす月の出           衣 

         

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