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電脳網千句第8 賦何垣百韻 3折表  2018.1.7~

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   真間の井に汲めるをとめご嫋やかに    月
    木下闇にますらをの待つ          梯
   みやまぢは雨にやならむ風のいろ      舎


   


   鳴きながらゆくからす三つ四つ    雀羅
   わりごのものを急ぎしたため      
  




 この後の付け順は

  羽衣→楽歳→朝姫→遊香→千草→如月→夢梯→蘭舎→梢風

 

 

 

    <<進行表はこちら>>

 

 


コメント(18) 

コメント 18

如月

宗匠さま、皆さま

ご無沙汰を重ねておりますうちに、早や梅雨も明け、真夏の暑さが到来しました。お変りなくお過ごしでいらっしゃいますか?
遅延しましたこと、おゆるしくださいませ。

千草さまの、下総の邑のお句、頂戴させていただきました。

まつさととあるしもうさの邑

拙次
真間の井の涸れども尽きぬ俤に

真間の井に汲めるをとめご嫋やかに

螢火の今なほ手児奈慕ふかに
(今もなほ手児奈慕ふか螢の火)

をとめ塚縁(ゆかり)の草に彩られ
(・・・・・飾られて)

不如帰やしろの杜の深きより

碑(いしぶみ)の仮名かそけきや縁(ゆかり)書き

以上です。
ご指導よろしくお願い申し上げます。

宗匠さま、皆さま
猛暑が連日つづいております。呉々もご自愛くださいますように。
by 如月 (2018-07-02 13:55) 

連歌楽歳

 『更級日記』の「まつさと」は、現在の松戸市にあったとする説と、市川市にあったとする2説がある。万葉集で歌われた手児奈の水汲み井は市川市にあったとされている。一連の付句はその地縁を踏まえている。

 真間の井の涸れども尽きぬ俤に  如月
夏 真間の井は、もともとは現在のような掘削した井戸ではなく、走り井(湧く泉)だったといわれている。泉は泉殿と同じく夏の季語。真間の井は準歌枕(真間継橋は歌枕)水辺用。 おもかげ(面影・俤)は恋の句の用語、手児奈のそれであればなおさらのこと。

 真間の井に汲めるをとめご嫋やかに
夏 真間の井は水辺 故事および嫋やかな乙女子により恋の句 人倫

 螢火の今なほ手児奈慕ふかに
(今もなほ手児奈慕ふか螢の火)
夏 蛍火は4句物(蛍とだけなら1句物) 夜分、虫類 人倫 「手児奈慕ふ」で恋

 をとめ塚縁(ゆかり)の草に彩られ(飾られて)
夏 ゆかりの草は染料をとる「むらさき」のことで、俳諧夏の季語 「さらに又つまどうふくれの武蔵野にゆかりの草の色もむつまし」(藤原公経)とあるように武蔵野の名物とされていた、草類。 恋 をとめ塚は複数の男性に求婚されて、求婚を避けるために自殺した乙女を埋葬したとされる塚、ちなみに真間の手児奈もその一例 人倫 

 不如帰やしろの杜の深きより
夏 不如帰は鳥類、1句物 やしろの杜は神祇、木類

 碑(いしぶみ)の仮名かそけきや縁(ゆかり)書き
雑 

by 連歌楽歳 (2018-07-02 21:42) 

連歌楽歳

 見落としがありました。

 螢火の今なほ手児奈慕ふかに  如月

蛍火(夜分)は3句前の「月の道」(夜分)とさわります。
7月3日午前中に夢梯さまにハードコピーを郵送しますので、訂正して生かしたいのであれば、それまでにご連絡ください。








by 連歌楽歳 (2018-07-02 22:09) 

如月

宗匠さま、皆さま

おはようございます。
日本ー白耳義戦、私は前半をTV観戦したのみで、眠ってしまったのですが、後半戦にスゴいドラマが展開されたようですね!

さて、昨夜(=今朝)メールで宗匠さまに修正や追加など、お送りさせていただきました。
改めましてサイトに送信させていただきます。

螢火はたしかに夜分ですね。では、夕螢(宵螢)はどうでしょうか。夕方でもダメでしたら、草螢ではいかがでしょう。
螢そのものがマズイという場合には、さらに考えます。

準歌枕ではなく、歌枕でも考えてみました。
・恋ひ渡る真間の継橋継ぎ留めて

また、千草さまお住まいの地に敬意を表し、松戸も詠んでみました。
・渡し舟待てば日傘の追ひ来たる

お手数をさらにお掛けしてしまいますが、ご指導をよろしくお願い申し上げます。
by 如月 (2018-07-03 08:50) 

千草

如月様
まつさと句ご治定くださいましてありがとうございます。
矢切の渡しもありがとうございます。

松戸・市川間は、
江小川沿いにバスでつながっていまして、
道路が混んでいなければ20分くらい、
途中北総線矢切駅、式場病院、里見公園、、東京医科歯科大、和洋女子大、千葉商科大、真間山弘法寺、京成国府台駅と、バスストップがございます。
お嫁に来た頃は、有料道路でした。

現在は、外環がつい最近つながりまして、
あっという間、
ただしトンネルなので外の景色は見えません。

戸は「まつさと」に音が似ている、市川はなにしろ国府台があると
どちらも更級日記の地らしさがあります。

いづれにしても一河の流れ、更科日記の当時は少女でありました作者に
尋ねることができても、わからないような気もいたします。


by 千草 (2018-07-03 10:06) 

千草

前便の
・江小川は「江戸川」のミスタイプでございます。
・戸は「松戸」の編集ミスでございます。

失礼いたしました。
by 千草 (2018-07-03 10:09) 

連歌楽歳

ありがとうございました。

「夕月」は非夜分ですので、「夕蛍」に変更して夜分から夕時分に移動します。

 夕螢今なほ手児奈慕ふかに
 (今もなほ手児奈慕ふか夕螢)

蛍は1句もの、虫類。異時分は打越を嫌う。


 

by 連歌楽歳 (2018-07-03 10:33) 

千草

お詫びを申し上げなければなりません。

松戸と市川間の道路につきまして
以前は有料道路と記しましたのは、間違いでございます。

別の道路と混乱しておりました。
たいへん失礼いたしました。

by 千草 (2018-07-03 11:22) 

連歌楽歳

夢梯さまから以下の治定、付けをいただきました。
楽歳が転写します。

<3折表1治定>

 真間の井に汲めるをとめご嫋やかに  如月

をいただきました。

<3折表2>
 笑ひさゞめく声の賑はひ(朗なる声)  夢梯
 沙羅散る蔭に君を待つ宵
 物蔭に公だちの影見えかくれ
 夏草茂る門(宿)を訪ふ君

なお、
①「夏草茂る門(宿)を訪ふ君」の門・宿が2折裏14の「邑(むら)」と打越になるようであれば、手直しを願います、ということでした。

②2折裏7で「思ふどち永きひと日を遊び慰(な)ぐ    梯」としましたが、「調べましたところ「『慰ぐ』の用法は見当たりませんでした。上二段動詞『なぐ』に接尾語「さ」のついた「なぐさ」(慰)が名詞としてあり、心のやわらぐこと、苦しさ悲しさをなぐさめるものとありますが、動詞としては『なぐさむ』であって『慰ぐ』間違いだと存じます。『和ぐ』に変更したいと存じます。どうぞ宜しくお願いいたします」

以上のコメントが添えられていました。

     ◇

 笑ひさゞめく声の賑はひ(朗なる声)  夢梯

 
 沙羅散る蔭に君を待つ宵
夏 沙羅は①娑羅双樹②夏椿。①のサラはサンスクリット由来の言葉なので、②の解釈が穏当でしょう。木類 人倫 時分(宵) そして恋の句

 物蔭に公だちの影見えかくれ
夏 公達は「君達」の転。貴族のむすこ・むすめ達。人倫 恋の句

 夏草茂る門(宿)を訪ふ君
打越句の「まつさととあるしもうさの邑(むら)」と障るかどうかですが、『連歌新式』は「居所に村、打越嫌うべきもの。付句には憚らず」としています。村は居所ではないがその近縁という解釈なのでしょう。そういうわけで、「邑と門・宿」の打越は避けた方がよさそうです。代案。

  君が訪い来る夏草の野辺
  (夏 恋 草類 人倫 地儀)




by 連歌楽歳 (2018-07-09 21:54) 

連歌楽歳

夢梯さまから電話で修正の連絡をいただきました。

①「物蔭に公だちの影見えかくれ」は過って長句に仕立ててしまいました。ボツにしてください。

②「夏草茂る門(宿)を訪ふ君」に代えて、

  木下闇にますらをの待つ
  (夏 木下闇は木類、非夜分 人倫)

  以上です

by 連歌楽歳 (2018-07-10 12:11) 

蘭舎

楽歳宗匠、みなさま

このたびの西日本豪雨の甚大な被害、遠くより案じつつ
皆様、ご関係の方々のご無事を祈ります。
そして、この蒸し暑さ、厳しいですね。ことばがありません。

夢梯さまの

木下闇にますらをの待つ

をいただき、下のとおり、案じてみました。
をとめごとますらをの対ですね。恋の句とも。

もとより、私などは連歌式目・作法、大雑把な把握ですので、
どきどきの出句。どうぞ、叶わぬ付句はばっさりとお捨てくださいますよう。

ただ、二~三句しか候補句が残らぬ場合は、かならずや
再挑戦させていただきますので、よろしくおとりはからい
くださいませ。

まゆのごと棚引く雲に日の射して   蘭舎
我にはとおもはぬ文のけふありて
奥山に誰がたまづさを携へむ
数ならぬ身にひと筆の文ならん
山ぎはに火ともす家の数見えて
みやまぢは雨にやならむ風のいろ
そことなく村雨はるゝひとつ橋

あらあらかしこ  蘭舎 拝

by 蘭舎 (2018-07-12 18:54) 

連歌楽歳

 まゆのごと棚引く雲に日の射して   蘭舎
雑 人体 聳物 天象

 我にはとおもはぬ文のけふありて
雑 文は3句物(恋1、旅1、文学1) けふ(今日)は2句物、懐紙をかえて 人倫

 奥山に誰がたまづさを携へむ
雑 山類 人倫

 数ならぬ身にひと筆の文ならん
雑 恋 文は3句物(恋1、旅1、文学1) 人倫

 山ぎはに火ともす家の数見えて
雑 山類 火は4句物、蛍火は別にあり 火ともす=灯は非夜分(なぜか『連歌新式』はそう言っています)。 家は居所(2折裏「まつさととあるしもうさの邑」のむら(村)が、居所には属さないが居所と打越を嫌う言葉であることは、先に紹介しました。「まつさと」を「待つ里」と解釈しないで、『更級日記』の地名とのみ了解すれば、居所の打越は理屈の上では解消されます。

 みやまぢは雨にやならむ風のいろ
雑 山類 降物 吹物

 そことなく村雨はるゝひとつ橋
雑 降物 橋は5句物(只1、御階1、梯1、名所1、浮橋1)



by 連歌楽歳 (2018-07-12 21:19) 

連歌楽歳

追伸

「村雨」は一座一句ものでした。
by 連歌楽歳 (2018-07-13 12:41) 

梢風

みやまぢは雨にやならむ風のいろ    蘭舎

   付

 鳴きながらゆくからす三つ四つ    雀羅
 たかむしろ巻く声のありけり      〃
 わりごのものを急ぎしたため      〃

○せわしない世情に、連歌のリズムが心強く思われます。熱中症患者が急増しているようです。皆様お大事に。楽歳様よろしくお捌き下さい。 
by 梢風 (2018-07-15 06:32) 

連歌楽歳

 鳴きながらゆくからす三つ四つ    雀羅
雑 鳥類(からすは連歌ではなじみの鳥ではありませんが、和歌に「おきてけさまた何事をいとなまむ此夜明ぬとからす鳴也」(よみ人ひらず、玉葉和歌集 )などがあり、連歌で使えない鳥ではなさそうです。前句の「みやまじ」を熊野路ととれば、からすはぴったりの鳥です。数字

 たかむしろ巻く声のありけり
夏 「たかむしろ」は『匠材集』に「納涼のために夏敷くむしろなり」とあり、紹巴『至宝抄』は晩夏の項に入れていますが、「さして連歌には不仕候」とクギをさしています。連歌データベースにあたりましたが実際の使用例は少ないです。専ら俳諧夏の季語ですが、3折表1-2が夏の句です。どうしましょうか? ご一報ください。

 わりごのものを急ぎしたため
雑 飲食


by 連歌楽歳 (2018-07-15 21:49) 

梢風

楽歳様、「たかむしろ(簟)」につきまして、「さして連歌には不仕候」とありますと俳言のように聞こえて仕舞いますが、「産衣」では「一也。竹ニ五句、夜分ニ非ズ。夏也」とあつかっているということは連歌で使える言葉ということになるでしょうか。
by 梢風 (2018-07-16 00:21) 

連歌楽歳

梢風さま

簟(たかむしろ)は『匠材集』『至宝抄』『毛吹草』『産衣』などで夏の季語とされています。これらは、いずれも安土桃山から元禄時代にかけての連歌書です。連歌最盛期の良基の『連歌新式』、兼良の『連珠合璧集』、宗祇の『白髪集』などには言及が見当たりません。

実際の使用例を国際日本文化研究センターの連歌データベースにあたると、「たかむしろ」を使った句が3句だけ見つかりました。「延宝年間百韻」(1677年)、『行助句集』(1455年)、『心敬句集』(1467年)に各1句です。たかむしろは「たけのむしろ」のことで、たけのむしろを使った句は、『菟玖波集』(1356年)に1句。このデータベースは、永禄以前の連歌作品のすべてと、永禄以後幕末までの主要な連歌作品20万件を収めています。いまのところ最も完備した連歌データベースで、これ以上の検索には膨大な時間と労力が必要になります。また、紹巴が「不仕候」と書いた理由については今後の調査が必要です。

「専ら俳諧夏の季語」と楽歳が書いた理由は、改造社版の『俳諧歳時記』の「簟)」の項に、蕪村の句が引かれていて、
  
  弓取の帯の細さよたかむしろ
  細脛に夕風さはる簟
  縁ばなへ世を遁れけりたかむしろ
  晋人の尻べた見えつ簟

と、彼ひとりで連歌データベースの3件をこえる句を読んでいることを踏まえています。

いずれにせよ「たかむしろ」は夏のものなどで第2句の「木下闇」から同季7去のルールが適用されますので、よしなに願います。



by 連歌楽歳 (2018-07-16 13:02) 

連歌楽歳

みなさま

   たかむしろ巻く声のありけり    梢風

この句は夏季の打越になるので、2度にわたって梢風さまに修正をお願いしましたが、まる2日たってもご返事が届きませんでした。なにしろ、この暑さですから、PCをのぞく気もうせていらっしゃるのでしょう。

羽衣さまをお待たせするのはこのくらいにして、楽歳が処理を一任されたということで、上記の句を削除いたします。

では、羽衣さま、お次をどうぞ。
by 連歌楽歳 (2018-07-17 22:03) 

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