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電脳網千句第8 賦何垣百韻 3折裏    2018.1.7~

bear2018.jpg


   防人は霞める空を仰ぎ見て        
    ふる里思ひ春の野に立つ        姫
   あふれ咲く花の枝より鳥の声       香
    つばいもちひの届くうららか       草
   朝市に積まれし絵皿いとゆかし      月
    目閉ぢ目を開け居眠れる猫       梯
   前うしろ山あるむらの冬ごもり       舎
    帰らざるもの雪のながめに        風
   うつくしきひと夜の月の物語        衣
    君待つ宿に萩は乱れて          歳
   文を書く手をとめて聞く虫の声       姫
    吊るし柿にも艶のありしや        香
   閼伽桶に汲みいれし水さらさらと  草
   御佛の顔あふぐ目出度さ     月

 


   



   
   


 

 








コメント(25) 

コメント 25

連歌楽歳

夢梯さまから3折裏5治定、同6付けの連絡を頂きました。

   ◇

3折裏5に

 如月様の、

 朝市に積まれし絵皿いとゆかし

を頂き、

3折裏6付

 風にのりくる声の伸びやか   夢梯
 いまだ露けき山裾の辻
 商ひの品輝きてあり
 品々照らす光嬉しく
 せわしきなかに猫は居眠る
 目閉ぢ目を開け居眠れる猫
 薄ら眼の大きなる猫

     ◇

 風にのりくる声の伸びやか   夢梯
雑 風(吹物)

 いまだ露けき山裾の辻
秋 露は降物 山類

 商ひの品輝きてあり
雑 

 品々照らす光嬉しく
雑 

 せわしきなかに猫は居眠る
雑 猫は獣類

 目閉ぢ目を開け居眠れる猫
雑 猫は獣類

 薄ら眼の大きなる猫
雑 猫は獣類


by 連歌楽歳 (2018-09-20 18:23) 

連歌楽歳

●ご連絡

3折表13に

世にあらば幾年のちの逢瀬あれ      風

を楽歳が提案しましたが、4句前の3折表9に。

  いくとせを盃に汲まむまろき月        草

があるではないかとご指摘をいただき、恐れ入ったところでございます。原作者の梢風さまから再々修正句をお出しいただくことになりました。
    

by 連歌楽歳 (2018-09-20 19:03) 

蘭舎

楽歳さま みなさま

お待たせ致しました。
はや、仲秋とは、おどろきます。今宵の月は、いかがでしょうか?

夢梯さまの、「猫シリーズ」から、いずれを頂戴しようか
迷いましたが、

目閉ぢ目を開け居眠れる猫

をいただき、拙次

なにゆゑに猶憂き事のさき立たん  蘭舎
降る雪にやがて昔を物がたり
前うしろ山あるむらの冬ごもり
かよひ路を吹き降る雪にふたがれて
くれかゝる年に心のさだめなく
かざおとの尾上なる月待ち暮れて

よろしくお願い致します。  蘭舎拝
by 蘭舎 (2018-09-24 07:45) 

連歌楽歳

 なにゆゑに猶憂き事のさき立たん  蘭舎
雑 述懐

 降る雪にやがて昔を物がたり
冬 降物 昔は1句物 述懐

 前うしろ山あるむらの冬ごもり
冬 山類体 

 かよひ路を吹き降る雪にふたがれて
冬 降物 通勤路ととれなくもありませんが、恋の句ととるのが自然でしょう。

 くれかゝる年に心のさだめなく
冬または雑 「くれかゝる年」を晩年ととれば雑、年の暮れ(時節)ととれば冬 述懐

 かざおとの尾上なる月待ち暮れて
秋 月 光物 夜分 吹物 山類体

  ◇
なるほど。如何にも連歌、という句が並びました。


by 連歌楽歳 (2018-09-24 13:31) 

梢風


前うしろ山あるむらの冬ごもり    蘭舎

    付

 こどもの遊びあやとりの増え    梢風
 もの縫ふ時もねぶつ欠かさず     〃
 帰らざるもの雪のながめに      〃

○すっかり季節が移りました。時の早さに驚くばかりです。楽歳様加朱・一直よろしくお願い致します。
by 梢風 (2018-09-27 10:49) 

連歌楽歳

 こどもの遊びあやとりの増え    梢風
雑 人倫

 もの縫ふ時もねぶつ欠かさず
雑 釈教 

 帰らざるもの雪のながめに
冬 雪は降物

  ◇
このところ雨の日が多いですね。秋晴れはどこに消えたのでしょうか。
by 連歌楽歳 (2018-09-27 13:19) 

羽衣

宗匠さま 皆さま
久しぶりの 秋晴れ! 秋うらゝ となりました。
こういう快適な日が 年の半分くらいあるとよいのですが~
扨、三折裏 八句目

    帰らざるもの雪のながめに   梢風さま    頂きます。

        付け

    夢の世をかくも清らに照らす月
    埋もるる浮世の果てに月を見て(月浴びて)
    来し方のつれづれ照らす望の月
    月残るしばし別れの舟の上(へ)に
    雲居より洩るゝ月影いくすぢも(たふとかり)
    うつくしきひと夜の月の物語
    ひとときの瞬きの間に矢は射られ
    消えゆきてやがて茶の湯のおこりけり(滾るらん)

浮世 夢の世 もう満杯でしたでしょうか?季移りの方も如何かと?
思いつく儘で 失礼致します。出直しも致しますので
お導きの程 よろしくお願い致します。
by 羽衣 (2018-09-28 17:26) 

連歌楽歳

 夢の世をかくも清らに照らす月
秋 月 光物 夜分 世は5句物(只の世、世間・浮世など1、恋の世1、前世1、後世1) 「夢の世」は辞書によると「夢のようにはかない世」で、2折裏3の「うつせみの世」とダブります。再考? 没? どうしましょう?

 埋もるる浮世の果てに月を見て(月浴びて)
秋 月 光物 夜分 世は5句物(只の世、世間・浮世など1、恋の世1、前世1、後世1) 「浮世」は辞書によるとはかないこの世で、これもまた「うつせみの世」とダブります。 再考? 没?

 来し方のつれづれ照らす望の月
秋 月 光物 夜分 述懐

 月残るしばし別れの舟の上(へ)に
秋 月 光物 夜分 舟は水辺体用外

 雲居より洩るゝ月影いくすぢも(たふとかり)
秋 月 光物 夜分 聳物 「雲居」には「雲」(聳物)と「天空」の意味がありますが、ここでは「洩るる」とあるので、聳物の方かと思われます。

 うつくしきひと夜の月の物語
秋 月 光物 夜分 

 ひとときの瞬きの間に矢は射られ
雑 「ひととき」「瞬きの間」は重複のきらいがあって、緊迫感をそこなっているように感じました。
    
 消えゆきてやがて茶の湯のおこりけり(滾るらん)
雑 「滾るらん」のほうが語呂がよさそうです。前句の「帰らざるもの」と付句の「消えゆきて」にも重複を感じます。


by 連歌楽歳 (2018-09-28 23:24) 

連歌楽歳

羽衣さま
 
 怯みたる瞬きの間も(を)矢は射られ
雑 瞬きの間も・瞬きの間を・瞬きの間に、修正前の「に」が落ち着いているように感じます。

5句物の「世」を使った句の取り下げ、承りました。

by 連歌楽歳 (2018-09-29 15:39) 

連歌楽歳

  帰らざるもの雪のながめに   梢風
雪(冬)月(秋)といった景物を使っての句は「月雪の在明の夜はくまもなし」(文安雪千句第9・発句)のように、一つの句の中では無難ですが、季移りの素材となると、ドンピシャとはまらない場合は細工がすぎた感じをあたえるおそれがあります。そこで、用心深く、自己主張の控えめな秋の月がよかろうと、

 うつくしきひと夜の月の物語   羽衣

を3折裏9に頂くことにしました。帰らざるもの→ひと夜の物語、と濃くつながった夢想がおもてにたって、月が一歩奥へ引いた感じがいいですね。

●3折裏10付け
 君を連れ来る風ぞ秋なる  楽歳
 君待つ宿に萩は乱れて
 紅葉が下の君が面影
 こころに秘めて君思ふ秋    

   ◇
 君を連れ来る風ぞ秋なる  楽歳
秋 恋 人倫 吹物

 君待つ宿に萩は乱れて
秋 萩は草類(『連珠合璧集』) 恋 居所 

 紅葉が下の君が面影
秋 紅葉は木類 恋 人倫
 
こころに秘めて君思ふ秋
秋 恋 人倫

by 連歌楽歳 (2018-09-29 22:41) 

朝姫

楽歳様、皆様

週末また台風が日本縦断との予報が出ています。
心配なことですね。

さて楽歳様のこちらの句をいただきました。

 君待つ宿に萩は乱れて


 もの思ふことをおぼえて秋の園    朝姫
 乾く間もなき袖しぼる秋の浜
 虫の音にすすり泣く声混じりつつ
 文を書く手をとめて聞く虫の声

みやびな恋路とは縁遠い身とつくづく実感しつつ…。

ご指導宜しくお願い致します。

by 朝姫 (2018-10-03 08:05) 

連歌楽歳

 もの思ふことをおぼえて秋の園    朝姫
秋 恋 居所(『連珠合璧集』は園を居所に分類)

 乾く間もなき袖しぼる秋の浜
秋 恋 衣類 水辺体

 虫の音にすすり泣く声混じりつつ
秋 恋 虫は1句物 

 文を書く手をとめて聞く虫の声
秋 恋 文は3句物(恋1、旅1、文学1) 虫は1句物

by 連歌楽歳 (2018-10-03 12:06) 

遊香

写真で木陰に座っているのは老婦人とその飼い犬でしょうか。
美しい公園ですね。

朝姫様の
文を書く手をとめて聞く虫の声
いただきまして 付

火灯し頃に秋やこの風  遊香
ひとすじ白き髪匂ふ秋
吊るし柿にも艶のありしや
水面に映る秋の雲形

いつもながら、よろしくお手直しくださいますよう、お願いいたします。

by 遊香 (2018-10-05 22:16) 

連歌楽歳

 火灯し頃に秋やこの風  遊香
秋 吹物 時分(夕)

 ひとすじ白き髪匂ふ秋
秋 ひとすじで数字 髪は人体 

 吊るし柿にも艶のありしや
秋 柿は俳諧秋の季語 吊るし柿は食物
 
 水面に映る秋の雲形
秋 聳物 水辺体

  ◇
カット写真の人物は、幼いお嬢さんとその祖母と思える2人でした。クローズアップを追加しておきます。サンクトペテルブルクのロシア美術館に隣接するミハイロフスキー公園です。展示物に見飽きて、ふと窓の外をのぞいたときの、心休まる眺めでした。


by 連歌楽歳 (2018-10-05 23:22) 

遊香

楽歳さま
写真のクローズアップをありがとうございました。
かわいいお嬢さん、犬と間違えてごめんなさい!
なるほど、ますます素敵な公園、忘れられないシーンとなりました。

by 遊香 (2018-10-06 08:48) 

お名前(必須)

実は059の拙句は月に盃でございますが
009の如月さまの盃の御句と障ってはおりませぬかどうか
案じております。

いくとせを盃に汲むまろき月 

閼伽桶にこころやすけきまろき月   千草

のように変更させていただくのはいかがでしょうか。



by お名前(必須) (2018-10-06 20:14) 

連歌楽歳

千草さまから
 059(3折表9) いくとせを盃に汲むまろき月   千草
が、
 009(1折裏1) かげろふを見つつ盃さしいだし  路花
と障っているのではないか心配なので、

 閼伽桶にこころやすけきまろき月   千草

に変更したいと連絡を頂きました。

式目を『連歌新式』に依る限り、「盃の光」と「月」が障る場合がありますが、それ以外は特に制限は見当たりません。念のため『産衣』にあたりますと、「酒の類 物替えて四也。酒1、盃1、霞酌(かすみくむ)1、酔1、折を嫌う」とありました。このあたりがご懸念だったのでしょうか。千草さまのご希望なので変更いたします。しかし、練習帖は『連歌新式』に依拠しておりますので、変更は千草さまの感覚によるもので、『産衣』の規定にしたがったものではない事をご理解ください。

 閼伽桶にこころやすけきまろき月   千草
秋 月 光物 夜分 水辺用 釈教(閼伽桶。「閼伽結ぶ」が水辺用なので、閼伽桶も水辺用でしょう。すると、061の「浜風」と障ります。せっかくのアイディアですので、どうかさらなるご熟考を。

by 連歌楽歳 (2018-10-07 00:16) 

千草

障りのないところに
お手数おかけしたりいたしましておそれいります。

盃をだんだん拡大してゆくと閼伽桶にならないかしらと
勘考したのでありましたが、中味がお酒から水になるのですね。

熟考でもないのですが

 いつのまに涙にむせぶまろき月   千草

唐突感と無理やり感に悩むところですが
トンボをみてほろっとする人がおられますように。
涙で見上げるお月さまが揺れて見えますように。


by 千草 (2018-10-07 12:14) 

連歌楽歳

059変更

 いつのまに涙にむせぶまろき月   千草
秋 月 光物 夜分 涙は恋の常套語(連珠合璧集)ですが、061、062に恋の句がありますので、この句、本説、竹取物語終幕と理解しましょう。





by 連歌楽歳 (2018-10-07 14:33) 

千草

ありがとうございました。

    うつくしきひと夜の月の物語 羽衣様
     君待つ宿に萩は乱れて    楽歳様
    文を書く手をとめて聞く虫の声  朝姫様
     吊るし柿にも艶のありしや    遊香様

吊るし柿は食べ物とのことで、こちらを頂戴いたします。

付け
里方の匂ひに心くつろげば  千草
もだしゐて心の通ふやすけさに
さかしらにいらえるそぶりわかやかに
もとほれば誰彼に似ておどろかし

よろしくお願いいたします。

   

by 千草 (2018-10-07 16:47) 

連歌楽歳

 里方の匂ひに心くつろげば  千草
雑 里・里方は①実家②人家の集まっているところで、ともに居所。第10句に「宿」あり。居所と居所は5句。修正をお待ちします。

 もだしゐて心の通ふやすけさに
雑 

 さかしらにいらえるそぶりわかやかに
雑 

 もとほれば誰彼に似ておどろかし
雑 人倫 「もとほる」「おどろかし」とも多義的な言葉で、その組み合わせと解釈は付け句作者にゆだねます。

by 連歌楽歳 (2018-10-07 19:43) 

千草

それでは
里方の付けは撤回いたしまして
ここで閼伽桶にさせていただきます。

  閼伽桶に汲みいれし水さらさらと  千草

よろしくお願いします。  
by 千草 (2018-10-07 20:13) 

連歌楽歳

 了解しました。

 閼伽桶に汲みいれし水さらさらと  千草
雑 釈教 水辺
by 連歌楽歳 (2018-10-07 20:29) 

如月

宗匠さま、千草さま、皆さま、

三連休はいかがお過ごしでしたか?
真夏日のあとは10度近くも下がり、相変わらずの気温乱高下ですね。何を着ていいかわからなくなってしまいます。
どうか、ご体調にご留意くださいませ。

さて、千草さまのお句、以下のように頂戴させていただきます。
閼伽桶に汲みいれし水さらさらと

拙次
妙なる響き埋み琴より/琴の音ひびく甕のうちより
奥津城までの径(こみち)すがしく
石佛たち語る竹山
教へを胸に考(ちち)妣(はは)のこと
蘇(かへ)る面影妣の若きよ
御佛の顔あふぐ目出度さ

ご指導よろしくお願い申し上げます。
by 如月 (2018-10-09 11:00) 

連歌楽歳

 妙なる響き埋み琴より/琴の音ひびく甕のうちより
「埋み琴」は「水琴窟」と思われますが、ちょっと苦しいので
  琴の音ひびく甕のうちより


 奥津城までの径(こみち)すがしく
雑 神祇(場合によっては)

 石佛たち語る竹山
雑 釈教 「竹山」が普通名詞で竹の生えている山の意味なら、山類体・竹は草類、草木に2句隔てる

 教へを胸に考(ちち)妣(はは)のこと
雑 考妣(こうひ、亡父母)をばらしてそれぞれに「ちち」「はは」の読みは、ルビの跳び過ぎの感がありますので、せめて「考妣(ちちはは)」とまとめてはいかが? 人倫

 蘇(かへ)る面影妣(はは)の若きよ
雑 述懐 人倫

 御佛の顔あふぐ目出度さ
雑 釈教 

by 連歌楽歳 (2018-10-09 17:36) 

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